参加されたみなさま、体験レポートお待ちしていますよ!
2022年8月に続き、2023年8月もスバルライン五合目で実施した外来植物防除活動の報告です。
前回ご参加いただいた方も多くリピートしてくださり、ありがとうございます!
まずは、麓にある山梨県立富士山世界遺産センターの研修室をお借りし、勉強会を実施。五合目のこと、外来種のこと、これから行くスバルライン五合目での活動内容について、富士山科学研究所の主幹研究員、安田泰輔先生の講義をしっかりと受講。
私たちの生活圏ではなじみのあるヨモギやタンポポなどが標高の高い五合目の駐車場付近に入り込んでおり、それが例えば登山道を経由し山体で繁茂し、富士山の貴重な生態系へ影響を与えてしまうようなことにならないよう、理想としては生育範囲を狭めていきこれ以上の侵入を防ぐ、富士山の保全活動を実施します。
勉強会後、貸切バスに乗り込んでスバルラインを上がり、五合目に到着。
現場で改めて、対象植物と防除の仕方を確認し、小御岳神社裏にある展望台と、一般車両の駐車場で防除活動を展開しました。2年目とにして五合目で勤務されている方々に「今日は外来種~?」「どれどれ~?」と声をかけていただけるようになったのも嬉しい出来事でした。
防除活動実施エリア:スバルライン五合目駐車場付近
対象植物及び回収量:
・オオバコ 1.2kg
・ギシギシ属 0.3kg
・シロツメクサ 0.1kg
・セイヨウタンポポ 2.3kg
・ヨモギ 23.0kg
・ごみ(瓶、缶、可燃)
(2022年に防除したセイタカアワダチソウは、2023年は生育確認なし!)
ランチタイムをはさみ、午後は楽しみにしていた先生方の解説つきお中道ゆっくり歩き、いろんなことを教わりながら、たっぷり富士山の自然を堪能しました。
数年続ける必要があるこの防除活動、五合目での新たなお楽しみプログラムとセットで、また来年も実施できたらと思います。ぜひ楽しみにしていただければということと、引き続き富士山五合目の保全活動へのご協力をお願いいたします。
受託:山梨県富士山科学研究所
協賛:富士急行株式会社
御礼:富士山五合目観光協会のみなさまはじめ関係各所のみなさま
実施にあたりご理解ご協力を賜り、活動を実施することができました、誠に有難うございました。