富士山ごみゼロチャレンジプロジェクト / Mt.Fuji Zero Waste Challenge Project
富士山クラブは1998年の設立以来、20年間、富士山のごみ問題に取り組んでいます。2019年3月末現在、のべ7万5千人のボランティアが清掃活動に参加し、富士山及びその周辺山麓地域850トンのごみを回収してきました。
ここ数年、家電やタイヤなどの大型ごみ(重量があるごみ)の不法投棄は減少しており、ごみの回収量は減少していますが、最近目立つのは、道路沿いや駐停車スペースにポイ捨てされるごみ、年々その数は増加傾向にあります。
また、富士山周辺の人口70万人に対し、訪問者の数は、富士山吉田口五合目400万人、山麓4,000万人と増加。外国人観光客も急増している。人が来ればごみが増える。プラスチックのポイ捨てごみはほとんど焼却処分されています。北麓地域で現在使用している橋脚施設はあと耐用10年といわれています。
インバウンド政策、2020年を控え、富士山にも観光客がさらに増加することが予想されます。SDGs、資源循環、また世界でのプラスチックごみ問題解決への取り組みも加速するなか、日本の誇る富士山でも、地域一体となった、ごみの排出抑制、全体量削減、資源循環のモデルをつくることを目指します。
このプロジェクトは、富士山クラブの設立以来、富士山の自然環境の保全・保護にともに取り組んできたセブン-イレブン記念財団とのパートナーシップを基盤に、さまざまなステークホルダー、パートナー団体と協働し、すすめている活動です。
●問題の起きている現場最前線での清掃活動や啓発活動をベースに、以下を具体的な行動によって実証、モデル化していきます。
1)調査研究、啓発、コミュニケーション
2) ごみの発生抑制・排出削減
3)ごみゼロになる観光地のマネージメント
4)連携による持続可能な地域モデル
●ネットワーク組織を通じて、連携そして富士山からごみゼロモデルを発信していきます。
連携をとっているネットワーク組織
1)アジア3R推進市民ネットワーク
2)ぐるり富士山風景街道一周清掃実行委員会 (事務局:富士山クラブ)
3)全国川ごみネットワーク
4)山梨マイクロプラスチック削減プロジェクト
このプロジェクト全体は、一般財団法人セブン‐イレブン記念財団とのパートナーシップにより推進しています。
具体的な個々の取り組みについては、関係するさまざまなステークホルダー(行政、企業、市民団体、業界団体、協議会など)と協働し、すすめていきます。
アクション 2019
・ULTRA TRAIL Mt. FUJI 2019 本栖エイドステーション 【リユース食器使用、有機ごみ(生ごみ)のコンポスト化、資源循環、ペットボトル飲料提供なし】